現場で働く社員にインターネットTV局のカメラが密着。
若手社員が、リアルな仕事の醍醐味を語っています。
熊本の地で70年以上にわたり、地域の台所を支えてきた大海水産。
彼らは、どんな想いで働いているのか?水産に関わる仕事の誇りとは?
画面に映る先輩社員の姿が、「数年後の成長したあなた」かもしれません。
あなたの「働くイメージ」を体感してください。
私達の生活になくてはならない「食」。大海水産が活躍する舞台は、熊本県に流通する魚の9割を扱う田崎市場。1日に扱う量は約40tで圧倒的なNo.1。世界中から数千種類の鮮魚・魚介類を集め、食卓に届ける。熊本地震の時も、食のインフラを守ってきた。いわば、熊本の台所を支える重要な仕事だ。
毎朝「こんな面白い魚があるんだ!」と、驚きの発見に心が騒ぐぜ。さぁ、このワクワクを熊本に届けよう。
70年以上にわたり、熊本を愛し、愛されてきた大海水産。海に囲まれた日本では、春夏秋冬、様々な鮮魚・魚介類が獲れ、求められる商品知識のレベルは高い。この豊富な水産資源へのリスペクト。大自然と戦う漁師たちとの信頼関係、世界中から商品を輸入する大手水産商社との絶妙な連携。一人一人の社員がその歴史と誇りを胸に、チーム大海水産は今日も現場に立ち続ける。さぁ、100年企業を目指して前進しよう。
朝の5時半。田崎市場に威勢の良い掛け声が響き渡る、「競り」の始まり。俺たちは商品の価格を決める重要な役目。漁師も儲かり、家計にも優しい値段とは?交渉は一瞬。だが、勝負はずっと前から始まっている。全国の産地から、今一番旨いものをいかに熊本に持ってくるか?他県の市場との争奪戦。集めた鮮魚・加工品の状態を見極める選別と配列など、その一つ一つに俺たちにしか出来ないプロの業がある。
「場数を踏めばプロになれる」。経験値がモノを言う競りの仕事、大海水産では、1年目からどんどん現場を経験し、一日でも早い独り立ちを目指す。
ふとベテランが呟いた、「俺も毎日、新しい発見があるよ」と。
なんて奥深い仕事なのだろう。現場では先輩の競りを見ながら、自分でもやってみる。日々の試行錯誤の積み重ねの先に、未来の自分がいる。そして「その未来」は、そんなに遠くない。
大海水産は、漁業者の方々からお預かりした水産物や、食品メーカーの加工品を、仲卸業者や小売業者へ提供する「流通の要」を担っている会社です。
日本では東京の豊洲市場が有名ですが、その地方・熊本版とイメージをしてもらうと分かりやすいと思います。
熊本の地で70年以上、地元のみならず、世界中から水産物を集めて消費者へ安定供給することで熊本の食卓を支えてきました。
水産物の安定供給をもって地域の皆様の食生活を支えるという社業は、SDGsとの親和性が大変高く、「熊本県SDGs登録事業者(第一期)」にも認定されています。弊社を支えてくださる地域の皆様への恩返しを続けるべく、「生鮮食品のおいしさを世界から地域へ」というスローガンのもと地域に根差した流通の形を守っていきます。
大海水産の仕事は、チャレンジ精神やアイディアを持って仕事を実行したいという向上心・好奇心旺盛な方にとって、とても魅力的な仕事です。加速度的に成長していくテクノロジーを活用した業務効率化、さらには国や県が導入しているトレーサビリティ、資源管理システムへの取り組みを進めております。これらDXへの取り組みを「大海水産DX計画2023」において明確化し、今まさに変化を求められている水産業界全体に良い影響を与えていきたいというのが、私たちの考えです。
そうした新たな取り組みを進めるにあたり、次世代を担う新しいアイディアをもった向上心あふれる皆さんと一緒に水産業界を盛り上げていきたいと思っています。
中川 晴貴
鮮魚部2020年入社中途入社
「責任感がハンパナイ」けど、
「毎日がメッチャ楽しい」。
未経験からプロフェッショナルになれる
競り台に乗って水帳(どの魚を、どの業者に、どれくらいの量、売買が成立したのかを、書き留める帳簿)をつける時、新人の頃はガチガチに緊張して、先輩の競り人と、業者さんのやり取りが、いったい何を言っているかも聞き取りづらく、スピード感のある競りについていけませんでした(笑)。しかし、しばらく現場に立っていると、すぐに慣れて聞き取れるようになりました。初めてミスなく帳簿を書き上げた時は「おっ、今日は間違いがないぞ!!」と結構嬉しかったですね。心の中でガッツポーズです。
魚の選別も、先輩から「触って確認してみよう」と言われ、そのうちちゃんと見分けられるようになってきました。一つ一つが同じ魚に見えるんですけど、軽さとか色とか全然違います。「今日はこれ何番目の値段の順番になるんだろうな」と予想したり、やっていくうちにどんどん楽しくなっていきます。
私は、この仕事の中で、「競り」が花形だと思っています。自分が引いた(集めた)魚に値段をつけて、全て自分で決められる。「責任感がハンパナイ」けど、一通りできるようになると、「毎日がメッチャ楽しい」です。
スポーツ一家のような会社
私は社会人として何回か転職してきましたが、大海水産が一番働きやすいと感じています。時間も、朝から始まってお昼には終わるので、仕事が終わったらプライベートだぞ!と。メリハリをつけることができるのが、とてもいいです。
歳が離れた大先輩も、誰でも話しやすくて、例えば、魚を選別して並べる時に「今日のレンコダイ、こっちのほうが良さそうですけど、どうします?」と聞くと「じゃあ、そっちから並べてみようか!」と、若手の意見も尊重してくれるんです。ある程度の上下関係はありますが、あってないような、まるで「スポーツ一家」のような雰囲気がありますね(笑)。私にとって、気分良く働ける職場です。
毛利 健太郎
鮮魚部2002年入社新卒入社
誰が欠けてもいけない、魚食文化を継承していく、重要な仕事
地域に美味しくて安い魚を届ける使命
仕事の面白いところ?やっぱり自分の集荷した魚に「値段がはまった」時ですね。自分の決めた配列が思い通りいって、いい値段がつく時も最高の気分です。市場内で、どこのポイントに、どの魚の種類を置くかで、実は「値段」が変わっていくんです。「今日は、少し値段が低くなりそうだな~」と思う魚でも、底値にしない為に、どこに置くかで相場も変わってくるんですよ。それが競り人の腕の見せ所ですね。
「これ絶対、売れんやろ~」なんて思っても、自分が食べてみて「うまい!」と思った魚は、ちょっと無茶してでも全国の漁師から集めて売ります。配列も自分好みで出来るし、裁量がある仕事なんで面白いです。
やっぱり、消費者のことを想うと、「旬の魚」は切らさずに市場に置きたいですね。自然を相手に勝負する仕事なので、しっかりと考えて取りすぎてもダメですし、逆に競りもあまり高すぎてもいけないし、高値が続いてもいけない。「旬の魚は“安くてうまい”に限るんで(笑)。」私は、北は北海道、南は鹿児島まで、全国から魚を集めています。自分たちが集荷しなきゃ、熊本の人たちが食べられないんだと思うと、本当に重要な仕事をしていると感じます。内心「みんなが美味しい魚を食べられるために、俺たちが頑張らなきゃ」って使命感に燃えてます。
「よ~~売ってくれた」が喜びになる
荷主(漁師さん)から魚を集めて競りにかけていく仕事の中で、1番言われて嬉しいのは、荷主さんから「よ~~売ってくれた!」「今日こんだけ売ってくれたとね~」っていう一言ですね。もちろんそれと同じぐらい嬉しいのは、お客さんから「昨日の魚よかったよ!また来るたい」の一言。盆正月なんか市場も一番活気があって、業務自体は大変な時期にはなりますが、スーパーでみんなが喜んで買っていく姿を見ると、この仕事をしていてよかったなと感じます。私達が、周りの荷主さん、お客さんを支えているというよりは、支えてもらっていると言う感じです。漁師~我々~仲買~小売~消費者まで、誰が欠けてもいけない、魚食文化を継承していく、重要な仕事です。
山野 滝
商事部2016年入社中途入社
誰と一緒に働くのか?
私の転職は間違いない決断
市場のニーズに的確に応える
商事部の仕事は、明太子や数の子、ちりめんなどの加工品や塩干品を取り扱います。仕事の中で、自分が選別して「これは売れるかもな」と思っていた商品を提案して、それをお客さんに買っていただいたときは、やっぱり嬉しいですね。季節や世界の景気によって値段も変動があるし、商品によっては、大きいから美味しいと言うのでなくて、大きくてもまずいものがあるし、小さくても脂がのって美味しいものがあるので、難しさもあります。商品の良さや値段などを考えて用意してお客さんの欲しいに合う商品を提案していくというのが一番面白いです。売れたときは、「よっしゃ!やったー」と、頑張る気力につながっています。
また、お客さんとの人間関係を作れること、人脈が広がることも大海水産で働く良さだと感じています。この業界じゃないと出会えないメーカの社長さんやスーパーのバイヤーさんとも仲良くなって、色んな話を聞くことができるので、自分の成長にも確実に繋がっていますね。
朝が早い分、逆にプライベートも充実
大海水産は、市場が始まる前の朝2時や3時から仕事が始まり、お昼の12時には仕事が終わります。大変そうに見えますが、「意外といいところがたくさんあるんですよ」。例えば、一般の企業だったら、朝も帰る時も通勤ラッシュに合うじゃないですか。それが、大海水産で働く時間帯では、ラッシュとは無縁で、精神的なイライラが全く無いので、自分は働いていて「結構いいな」と思っています。また、お昼からビールを飲んで夕方には気持ちよく寝ることができる。本当に最高ですよ。
会社の雰囲気もとても元気があって、もともと私は、長崎で働いていて、「地元の熊本で働きたいなぁ」と考えていた時に、大海水産の求人を発見して、「ここだっ」とおもって入社しました。大海水産は歴史もあって、地場トップシェアであるのに、若い子が結構いるので、堅苦しくなく、仕事仲間とプライベートでもよく遊びに行きますね。誰と一緒に働くのか?も、仕事探しで重要なポイントですね。転職してよかったです。
中村 亮介
商事部2007年入社新卒入社
今がチャンス。若手のアイデアで、これまでにない新商品を開発
他の業界にはない、市場の営業職という魅力
市場での営業は、提案力とか、商品はもちろん大事だと思うんですけど、やっぱり「お客さんと仲良くなる」ことが大事です。「仲良く」といっても、友達みたいな関係とはとはまた違う感覚です。「わからないことがあれば、中村に聞けばはいい」とか。「とりあえず、中村に言えば大丈夫だろう」と思われるように、ビジネスの信頼関係をつくっておくと、自然にお客さんから、わたし宛の電話も増えてくるし、結果的に注文も集まって来ます。それが市場の営業だと思います。
お客さんに頼られる中で、「どうにかできないか」「こんな商品が欲しい」と自分のところに聞いてもらえたりするととても嬉しいし、「何とかして商品を渡したい」、「何とかしてあげたい」という気持ちになります。そして、「なんとかできる」のがこの業界の面白さですね。
これからのビジョン
大海水産で働くうえで、これからの自分のビジョンは、「更に挑戦して、大海水産でしかできないことを探していきたい」と感じています。水産を扱う業界には、色んな会社があって、同じような商品がいっぱいある中で、「大海水産でしか手に入らないオリジナル商品」みたいなものを作っていくのが目標です。
1番は、地元の熊本産、天草産など、ブランド化され人気のある商品を、うまく使って開発できたら良いなと思っています。「熊本の魚」が日本全国で食べられるようになったらとてもいいなと。天草の魚を使った商品とかを想像すると可能性が広がりますね。
しかし、挑戦していくためにはやっぱり社員皆で協力してやらなければできないと思うし、特に若い子が増えきているからこそ、今はとても挑戦しやすいタイミングだと感じているので、みんなで新しいことにもどんどん取り組んでいきたいです。一緒にやりましょう!